7月10日(月)TALK EVENT003「パブリックデザイン 横浜から考える、これからの公共空間」と題して、東京R不動産ディレクターの馬場正尊さん、スポーツ庁現国土交通省の一言太郎さん、法政大学教授の保井美樹さんをお招きし、トーク・セッションシリーズ第3弾を開催しました。
トークセッションは各ゲストのプレゼンテーションからスタート。その後オープンディスカッション・参加者からの質疑応答を行いました。
2015年に公共R不動産を立ち上げた馬場さんからは、南池袋公園や柴又ゲストハウスなど、実際に公共空間の活用に携わられたご経験から、公共空間の可能性と、その一方で、活用に向けて現存する課題についてお話いただきました。公共空間を最大限活かすために、行政と市民・民間を媒介するPPPパブリック・プライベート・パートナーシップエージェントの存在が必要となること、また、その存在はどのように機能すべきかをレクチャーいただきました。
一言さんからは、国土交通省・スポーツ庁でのご経験から、公共空間、スポーツ双方の意味を根源的に問い直された上で、まちづくりにおけるスポーツの可能性を、横浜スタジアム周辺地区を例に上げながら、具体的に参加者がイメージを持てる形でご紹介いただきました。省庁という立場は、実際は地方行政と民間の橋渡しが出来うる存在でもあるということから、馬場さんのパートでご紹介されたPPPエージェントに繋がるというお話も。
保井さんは法政大学教授としてエリアマネジメントを専門に研究されているほか、全国エリアマネジメントネットワークの副会長として活動されています。その知見を元に、海外事例の紹介を通して、主に欧米でとられているBID(Business Improvement District)という仕組みをご紹介いただき、日本で公共空間活用を進めるために活かすべきことをお話いただきました。
「公共空間を考える時、公平性を追求しだすとルールばかりができて結局誰のためにもならない。一方で、民間に寄り過ぎるとそれはもう公共ではない。行政・民間のパートナーシップを結び、トライアンドエラーを繰り返す過程で円滑な運用手法を見出していく、というのが日本のやり方のように感じる。」というのは、馬場さんのお言葉。
「公共性」と「公益性」のバランスを取れるよう、行政と民間が共に試行錯誤を繰り返しながら公共空間のあり方を模索していくこと、その中で行政と民間を繋ぐ推進組織を持つこと。
行政と民間、どちらの立場でも、公共空間活用を通じたまちづくりを実現させるためのヒントが示されたトークセッションとなりました。
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