FEATURE
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YAMATO
大和
ISSUETHREEFEATURE

野球漬けの日々。
その原点と、引き継いだ遺伝子。

「もうすっかり横浜に慣れましたよ。ここまでナビなしで来れるようになりました」
リハビリ中の長浦で会った大和選手は、横須賀の海を背にそう笑った。
ベテランという枠に入ってきても朝から晩まで野球漬けの日々を送る大和選手。
今回はその原点と、それを引き継いだ息子さんのお話。

ナイターが行われるハマスタの昼12時頃。大和選手の1日が始まる。
室内練習場で一人で始めるバッティング練習。そこからトレーニング、チーム練習、試合と続き、試合後も必ず室内練習場で打ってから帰る。
それだけでもすごい練習量だと思えるのに、大和選手の練習はまだ続く。
「家に帰ってからもやっちゃいますね。トレーニング器具があるのでトレーニングして、素振りしたり…。ほんとうは早く寝たいんですけど、バットを握ってしまうとやってしまう。職業病ですね。笑」

そんな大和選手の“練習の虫”原点は阪神の若手時代。
「平田さん(現阪神コーチ)が二軍の監督の時はめちゃくちゃ厳しかった。平田さんの元で練習したら、秋季キャンプとか何もキツくなかった。シーズン中の練習がキツすぎて。笑」
大和選手がそう語る二軍時代。
ファームの試合が終わった後にポール間のランニング、ロングティー3箱、特守と特打、そして室内での練習・・・疲れすぎてユニフォームのまま寝たこともあったそう。
「あの頃は強制されて練習していた。高校以上に練習しました。でもそんな野球漬けの毎日で我慢強くなった部分もあるし、あの頃があったから今があるって思えますね」

ハードな練習に耐えてきたからこそ、今がある。
ベテランの枠に入った今でも“野球漬け”の毎日を続けている大和選手。
そんな遺伝子はしっかりと受け継がれている。
「野球が大好きで、朝から録画で試合を観てるんですよ」
3歳ながら野球が大好きな大和選手の息子さん。お父さんが出場しているベイスターズの試合をなんと朝から録画でチェック。
「僕にとっては観たくない試合とかもあるじゃないですか」と困惑するお父さんをよそに、大和選手が凡退するシーンを観れば「打たなかったねー」と残念そうに報告するんだとか。
「家に帰っても『カッキーン(野球)しよう』って。『パパもバット持って』って言われて、あーでもない、こーでもないって始まって。もう、、シンドイですよ。笑」
そう笑う大和選手。
家族とのひとときのリラックスタイムまで野球漬けの毎日でした。

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