スタジアムを彩る
選手の登場曲を考察!
スタジアムを盛り上げるスタジアムDJ。
MC RYUさんはラジオ局“Inter FM”でもDJを務め、日本のHIP-HOP、R&Bシーンを支える一人。
今号ではその知られざる一面や、
DJという視点からスタジアムを盛り上げる選手たちの登場曲について語ってもらいました!
ラジオのDJとスタジアムDJの違いはどんなところですか?
「全く違いますね。求められているものが違うと思います。
ラジオは目の前にお客さんがいないから、ダイレクトにいろんなひとの耳に直接話している感じ。
一方のスタジアムは、もうエネルギー。テクニックとしては“空気”が全てですね。
みんなスタジアムで何かをやりながら聞いていたりするので、正しい情報を正確に伝えたって響かないんです。
たとえばラジオだったら『今日はベイスターズラガーが◯円で◯の日で◯◯~』って正確に言っても伝わりますが、
スタジアムだったら『いやーみなさん今日は盛り上がる日だよー!』と言ったほうが、絶対耳に入る。
そこがラジオと違うところかな。
特に試合中はいつ何がどこで起きるかわからないので常に緊張感を持っているから、終わった後はヘロヘロです。めちゃくちゃ疲れるけど、やりがいがありますね」
ラジオのDJとして選手の登場曲の選曲は気になりますか?
「気になりますね。みなさんいろんな音楽を聴いてらっしゃるんだなと思って聴いています。
宮﨑選手の登場曲は完全に固定しているから、あの曲を外で聞いたらもう宮﨑選手しか思い浮かばないよね。筒香選手も意外にラテン系の曲が多くてすごくセンスいいなと思うし。大和選手もすごくセンスがいいと思います。“登場曲”をわかっていると思う。のっけの音からドン!と来るんだよね。もちろん他のみなさんも本当によく考えているなと伝わってきます。
あとこの前、誰かがすごく昔の曲を使っていたんですよ。
僕が中学生のときに聞いて、大人になってからいいなと思った曲なんですが、なんで今の20代の選手が選んだんだと、びっくりしました。すごく昔の曲だったり流行りの曲だったり、この選手がなんでこの曲を選んだのか、DJとして興味があります。これはね、一度全員に聞いてみたいですね!」
スタジアムDJを務めて3年目ですが、ベイスターズに対する思いは強くなってきていますか?
「もともと僕は大学でアメフトやっていて、横浜スタジアムでリーグ戦もやっていたので、ここはすごく思い入れのあるところだったんですよ。
そこでいま仕事をしているのはすごく不思議なんですが、ここが僕の職場であり、ここを第二の家と思っています。もともと好きなエリアだったけど、今は愛がありますね。
僕も横浜DeNAベイスターズの一員だと思っているし、毎日試合もチェックしているし、ラジオの生放送中もベイスターズのことが気になっているし、番組中でも音楽をかけている間に「逆転!?よっしゃー!」と思ったりする。笑
3年もやらせていただいていますが、これからもお客さんがよろこぶこと、選手がアガること、それをキープしていきたいですね。
スタジアムも新しくなるし、ベイスターズも盛り上がっているし、その一員でいられることがすごく嬉しい。
だからぜひとも優勝したいね。その試合のMCをやらせていただければそれに尽きることはない。
去年の日本シリーズもやらせていただいて、本当に嬉しかった。それを思い出すと今でもまだドキドキしています」
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