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2019/3/14横浜DeNAベイスターズは、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)のアリゾナ・ダイヤモンドバックス(以下、ダイヤモンドバックス)と戦略的パートナーシップを締結いたしましたので、お知らせいたします。海外球団との戦略的パートナーシップ締結は2018年7月に締結したキャンベラ・キャバルリー(豪州)に続き2例目、MLB球団との業務提携は球団として初めてとなります。
ダイヤモンドバックスはナショナルリーグ・西地区に所属し、アリゾナ州フェニックスに本拠地を構えるMLBのプロ野球球団です。1998年の球団創設以降、ランディ・ジョンソン氏をはじめ、多くの名選手が在籍し、地区優勝5回、リーグ優勝1回、ワールドシリーズ優勝1回を数える他、現在は平野佳寿選手が活躍するなど、日本人にも馴染み深い球団として知られています。
MLBはチーム、ビジネスともに、大きな規模感のもと、先進的な取り組みをしておりますが、中でもダイヤモンドバックスはマネジメント層が非常に若く、オープンマインドな考え方、新たな取り組みに対する積極的な姿勢など、私たちと親和性の高さを感じておりました。そこで、このたび横浜DeNAベイスターズからお声掛けをし、戦略的パートナーシップを締結する運びとなりました。両球団が所有するプロスカウティング、ストレングス・コンディショニング、コーチング、アナリティクスなど、チームにおける情報、人材交流を積極的に行っていく他、ビジネス面においても、魅力的なボールパーク構築やファンエンゲージメントなどビジネスノウハウの共有を進めてまいります。
今回の締結を通し、チーム、ビジネスそれぞれでMLB球団における取り組みを学び、より魅力的な球団へ成長していきたいと考えております。
2019年シーズン~2021年シーズンの3シーズン
(1)チームオペレーションにおける情報交換
(プロスカウティング情報の共有、チーム編成及び育成・運営ノウハウの共有など)
(2)チームオペレーションにおける人材交流
(フロントスタッフ、アスレティックトレーナー、コーチ等の相互派遣など)
(3)チームオペレーションにおけるその他相互協力
(施設利用など)
(4)ビジネスオペレーションにおける情報交換、人材交流、その他相互協力
(新しいボールパーク構築、球場におけるIT活用をはじめとした改修事業、ファンエンゲージメント、マーケティング等でのビジネスノウハウの共有など)
左から、ジャレッド・ポーター(アリゾナ・ダイヤモンドバックス シニアバイスプレジデント兼GM補佐)、三原一晃(横浜DeNAベイスターズ専務取締役球団代表)、デリック・ホール(アリゾナ・ダイヤモンドバックス CEO)
「このたび、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと戦略的パートナーシップを締結することができ、大変嬉しく思います。ダイヤモンドバックスはプレーの質はもちろん、チーム運営に関する積極的な姿勢、魅力的なボールパークづくりなど先進的な取り組みを行う球団として、かねてから注目していました。今回の締結を通して、両球団が持つ経験、ノウハウを積極的に交流することで、更なる成長に繋げていきたいと思います」
「今回のベイスターズとの業務提携はチームオペレーションだけでなく、ビジネスオペレーションも含めた幅広い分野のものとなっており、大変嬉しく思っています。今後、我々のノウハウをベイスターズに提供するだけでなく、ベイスターズからも多くのこと学ぶ機会にしたいと思います」
1998年に創設されたアメリカ、メジャーリーグベースボール(MLB)のプロ野球球団。ナショナルリーグ西地区に属し、本拠地はアリゾナ州フェニックス。
球団創設4年目の2001年シーズンにはランディ・ジョンソン、カート・シリングを擁し、ワールドシリーズを初制覇。2018年シーズンは82勝80敗で地区3位。