12月6日、CREATIVE SPORTS LABでは「Next Ballpark Meeting #1 -横浜のまちに飛び出すベイスターズ!」と題した新しいイベントシリーズが始まりました。
横浜DeNAベイスターズでは、試合開催日かどうかに関わらず、スタジアム内外の活動をより活性化させるために、スタジアム内/外、試合開催日/非開催日を組み合わせた4つのシチュエーションを想定し、新しい企画の検討しています。
これまでベイスターズ全職員から募った自由なアイデアをもとに、青星寮の料理長による食とスポーツに関するトークイベントを開催したり、スタジアム周辺の環境をベイスターズのキャラクターで彩るアイデアなどにチャレンジしてきました。
4象限の図:告知用素材より
今回のイベントでは、ディスカッションの場を社外の方にも開くことで新しいアイデアを募りました。テーマは「スタジアム外×非試合開催日」のまちの楽しみ方。まず最初に、スポーツをとりまくステークホルダーの役割や近年のトレンド、海外でのスタジアム運営の事例などを慶應SDM講師の富田欣和氏から伺いました。
富田欣和氏
続いて、グループを作り「試合がない日にもっと街を楽しむ」ためのアイデアを議論しました。スタジアム周辺の地図を見ながら話すことで、より具体的な場所やアクティビティを想像しながらブレインストーミングを行います。各グループに横浜DeNAベイスターズの社員が一参加者として入ることで、実感を伴った議論が進みました。
グループディスカッション
40分程のグループワークを経て、各グループのアイデア発表に移ります。発表へのフィードバックにはゲストの富田氏に加え、横浜DeNAベイスターズから副社長の木村とブランド統括本部長の林が参加し、実施することを想定した場合に期待することや質疑の応答を行いました。
アイデア紹介
・関内の飲食店をスタジアムに
思い出の試合や記念的な過去試合のパブリックビューイング(応援上映)をスタジアム周辺の飲食店で同時上映するというもの。「過去試合は新旧ファンの共通言語になりそう」という期待感がありました。
発表
・街全体をハマスタに見立てる
横浜スタジアムをホームベースとして、ファーストベース・セカンドベースと拠点を決め、横浜の街を上から見たときにスタジアムが浮かび上がる、シーズンオフ中でも街全体が野球のアイコンになるというアイデア。街を歩くこととベースランニングがつながるという斬新なアイデアに、フィードバックも盛り上がりました。足で歩くには少し広いエリアに対して、モビリティの可能性やこれまで意識のなかった場所の可能性に気づくことができました。
グループ発表
・盗塁王の教える「足が速くなる」講座
ベイスターズOBの盗塁王から、速く走るための秘訣を教えてもらうというアイデア。子どもたちや、野球に興味のない人も広くターゲットにできそうです。「”街をハマスタに”案と掛け合わせて考えると、もっと街を使えそう」という声も上がりました。
グループ発表
・電車にベイスターズ
電車のビジョンに今週の試合ハイライトを流したり、選手による車内アナウンスがあると一層まちに出かけるのが楽しくなりそう、というアイデア。みなとみらい線日本大通り駅ではすでにホームビジョンを活用していることから、新しい駅・電車での展開としてすぐにでも検討を始められそうな提案でした。通勤ラッシュの中でも「I☆YOKOHAMA」な楽しみを感じられたら素敵ですね。
グループ発表
このほかにも、1時間弱で考えたとは思えないほど沢山のアイデアが発表されたイベントとなりました。会の終わりでは「社員だけでは現実的に考えてしまうところを、参加者の方たちによって新しさや柔軟さが生まれた」ことからもっと時間をかけて考えたときへの期待感の声が聞かれました。
このNext Ballpark Meetingイベントシリーズでは今回の「スタジアム外×非試合開催日」の組み合わせだけでないシチュエーションを想定したアイデアディスカッションを継続して行っていきます。イベントに参加して、ぜひ皆さんのアイデアを聞かせてください。
次回イベント予告
Next Ballpark Meeting #2 -横浜のまちに飛び出すベイスターズ!
2020年1月26日(日)13:00開始(12:30開場)
一般:3000円(税込・ドリンク付)
学生:2000円(税込・ドリンク付)
CSL会員:無料