試合速報

レギュラーシーズンも残すところ4試合となった横浜DeNAベイスターズ。敵地・甲子園での一戦は3点を追う7回にソトが会心の当たりで同点3ランを放つ！両者譲らぬまま迎えた延長10回、横浜DeNA中継ぎ陣が捕まってしまいサヨナラで敗戦…。勝利を飾ることができなかった…。

先発のマウンドに上がるのは阪神戦で防御率1.83と相性抜群の東！その立ち上がり2死から福留に四球を与えるも4番・大山をサードゴロに打ち取りピンチの芽を摘む！ところが2回、1死から梅野にチェンジアップを左中間に運ばれツーベースヒットを許すと、続く陽川の打席でワイルドピッチ…。梅野に3塁まで到達されてしまう…。踏ん張りたい東だったが陽川にタイムリーツーベースを浴びてしまい先制されてしまった…。さらに3回、2番・島田の打球をショート・大和が1塁へ悪送球してしまい、この間に島田は2塁へ進塁…。ここで福留に外角のスライダーをセンター前に運ばれタイムリーで0-2とリードを広げられてしまう…。篠原コーチは「立ち上がりは思い通りに制球ができていないので、試合の中で修正していくこと。高さには十分注意して、打者の反応を見ながら、とにかく粘り強く投げていってほしい」と、東に立ち直りを期待する。

反撃したい横浜DeNA打線だったが阪神先発・藤浪を捕らえられない。小川コーチは「ストレートには力があり、勢いを感じる。制球が少しアバウトなので、ストライクゾーンを狭めて対応すること。ゾーンを上げ、低めのボールになる変化球をしっかりと見極めて、コンパクトに振っていきたい」と、打線の奮起を促す！

5回、横浜DeNAは2つの四球などで2死1・2塁のチャンスを作る！ここで打席にはソト！しかし、低めのフォークを引っ掛けてしまいサードゴロに倒れこの回も得点を挙げることができない…。

東はその裏、1死から島田にライト線を破られスリーベースを許すと、またも福留にセンター前にポトリと落ちるタイムリーを浴びてしまい0-3…。苦しい展開となってしまう…。東はこの回で降板。「ブルペンでは調子は悪くなかったですが、マウンドで力みに繋がり、制球を乱してしまいました。いつもとは違うプレッシャーの中で、気持ちのコントロールができなかった部分もあります。ゲームの中で修正することができずに、攻撃にいいリズムで繋げることができませんでした」と、今日の投球を振り返った。

なんとか反撃の糸口を掴みたい横浜DeNAは7回、四死球などで2死1・3塁と一発出れば同点のチャンスを迎える！ここで打席にはソト！再びのチャンスで、阪神・藤浪の投じた5球目のストレートを振り抜いた！鋭い打球は弾丸ライナーでセンターバックスクリーンに突き刺さる同点3ラン!!!会心の一発を放ったソトは「打ったのはストレート。感触は良かったですが、打球が低かったので入るとは思いませんでした。同点に追いつくことができて嬉しいです。勝てるように頑張ります」と、貴重な同点弾を振り返った！

ところが8回、この回からマウンドに上がったパットンが2つのヒットと四球などで1死満塁のピンチを招いてしまう…。しかし、糸原を浅めのセンターフライ、島田を見逃しの三振に斬って取り絶体絶命のピンチを切り抜ける！9回は6番手・バリオスが三者凡退に抑える好リリーフ！

両者譲らず延長戦に突入した10回、前の回から登板しているバリオスが2つのヒットを許すなどで2死2・3塁とされてしまう…。ここでベンチは砂田にスイッチ。申告敬遠で塁を埋めると2番・島田に高めのスライダーをとらえらてしまった…。打球は一二塁間を破るサヨナラタイムリーとなりゲームセット。悔しい敗戦となってしまった。

明日はマツダスタジアムに乗り込んで広島との最終戦。クライマックスシリーズ進出まで苦しい戦いが続くが一戦必勝で勝利を目指す！