秋季キャンプをスタートさせた
ベイスターズの選手たち
1日、名瀬運動公園市民球場
プロ野球の横浜DeNAベイスターズの秋季奄美キャンプが1日、奄美市の名瀬運動公園市民球場で始まった。選手、スタッフら約60人が球場で安全祈願をした後、多くのファンが見守る中、練習を開始した。
同球団の奄美秋季キャンプは2010年に始まり、今回で10年目。スローガンは「凡事徹底」でサブスローガンは「CONNECTTOVICTORY」。選手一人一人が己を知り、課題と向き合い、学ぶことによって来年の勝利につなげる。18日までの日程(6、12日は休養日)で野手19人が参加している。
鹿児島県肝付町出身の戸柱恭孝捕手は(29)は「来季でいい結果を出すため、打撃練習や筋力トレーニングなど今できることに取り組んでいる。奄美の皆さんの声援が力になるので球場に見に来てほしい」と話した。好天に恵まれた初日は、奄美大島内外から多くのファンが球場に詰め掛け、アレックス・ラミレス監督や選手たちにサインをもらう姿も見られた。神奈川県から来た塚本伊織さん(20)は「地元のチームで愛着があり、奄美での秋季キャンプも4年前から訪れている。若い選手も多く、優勝できる力を持ったチームになりつつある。来年が楽しみ」と笑顔を見せた。
同球団はキャンプ期間中、野球教室と施設訪問(9日)、選手と児童たちの食事交流会(12日)も計画している。
(11月2日付 南海日日新聞社)